あ ざ み 野
目 次 ・ 登 場 人 物
一 飛 鳥 還 都 1 2 3
・中大兄皇子(なかのおおえのみこ)…葛城皇子。皇太子。孝徳天皇と対立し、群臣と共に離反する
・間人皇女(はしひとのひめみこ)…中大兄の実妹。孝徳天皇の皇后であった
・大海人皇子(おおあまのみこ)…中大兄の実弟
・皇祖母尊(すめおやのみこと)…中大兄、間人、大海人の生母。孝徳天皇は弟。皇極(こうぎょく)天皇として皇位にあったが、乙巳の変を機に弟に譲位。孝徳天皇の死後、重祚して斉明(さいめい)天皇となる
・孝徳天皇(こうとくてんのう)…中大兄たちには叔父にあたる。乙巳の変の後皇極天皇から譲位されて即位した
・中臣鎌足(なかとみのかまたり)…中大兄の股肱。冠位は内臣
二 有 間 皇 子 の 変 1 2 3 4
・有間皇子(ありまのみこ)…孝徳天皇の嫡男。母は安倍小足媛
・守君大石(もりのきみおおいわ)…有間皇子の側近
・坂合部連薬(さかいべのむらじくすり)…有間皇子の側近
・塩屋連制魚(しおやのむらじこのしろ)…有間皇子の側近
※「制魚」の一文字目は正しくは「魚+制」であるが、表示されないために「制」の字とする
・蘇我赤兄(そがあかえ)…中大兄の側近
三 女 帝 薨 去 1 2 3
・乙相賀取文(おつそうがすもん)…高句麗の使者。唐の百済侵攻を伝える
・鬼室福信(きしつふくしん)…百済の将軍。百済が唐に倒されたあと、義勇軍を率いて百済復興に尽力。朝廷に使者を送り、皇子扶余豊璋の帰国を要請した
・扶余豊璋(ふよほうしょう)…百済義慈王の皇子。631年に人質として来朝した。鬼室福信の要請で30年振りに帰国し、王位に就いた
四 永 訣 1 2 3 4 5
・劉仁願(りゅうじんがん)…唐の将軍。旧百済の統治にあたる
・郭務宗(かくむそう)…百済人。劉仁願の使者として来朝
※ 「宗」は正しくは「りっしんべん+宗」
・扶余隆…百済義慈王の皇子。唐によって熊津都督に任じられた
・扶余勇…百済義慈王の皇子で、扶余隆の弟。百済滅亡ののち倭国に亡命した
あ と が き
※ 作中の暦について
「日本書紀」では1〜3月が春、4〜6月が夏、7〜9月が秋、10〜12月が冬となっており、そのため小説では、現代の暦よりも1ヵ月半から2ヵ月遅かったと想定して、季節を描いています
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